山梨県北杜市に位置する清里テラスは、標高1,900メートルの高地に広がる美しい景観が魅力のスポットです。このエリアはもともと、清里高原として避暑地や酪農地帯として発展してきました。戦後、アメリカの宣教師ポール・ラッシュ博士によって農業の近代化が進められたことがきっかけで、清里一帯は豊かな自然と調和した観光地として注目されるようになりました。博士はキープ協会を設立し、教育・農業・福祉に貢献した人物として現在も地域の人々に敬愛されています。
清里テラスは、その清里高原の中でも特に展望が素晴らしい場所として知られており、サンメドウズ清里スキー場の夏季営業期間中にオープンします。リフトに乗って山頂まで登ると、そこには広々としたデッキとリゾート感あふれるソファ席が用意されており、富士山や南アルプス、八ヶ岳といった雄大な山々を一望することができます。晴れた日には遠く駿河湾まで見渡せることもあり、その開放感は訪れる人々に特別なひとときを提供してくれます。
また、ここでは標高の高さを生かした冷涼な気候の中で、地元の食材を使ったスイーツやドリンクも楽しむことができ、テラス席でのんびりと味わう時間はまさに至福のひとときです。近年は写真映えするスポットとしても人気を集めており、訪れた人たちがソーシャルメディアでその魅力を発信しています。特に朝の澄んだ空気の中で見る雲海や夕暮れ時の空のグラデーションは、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
周辺には清泉寮や萌木の村といった施設もあり、一日を通してゆったりとした時間を過ごせるのもこの地域ならではの魅力です。自然の中で心身を解き放ちたい方、都会の喧騒から離れてリフレッシュしたい方にとって、北杜市の清里テラスは訪れる価値のある場所と言えるでしょう。
清里テラス(山梨県)

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