鳥取県西伯郡伯耆町にある「大山まきば みるくの里」は、雄大な大山を背景に広がる自然豊かな観光施設で、訪れる人々に爽やかな牧歌の風景と新鮮な乳製品の味わいを届けています。ここは標高およそ600メートルの高原地帯に位置し、晴れた日には遠く日本海まで見渡せる開放感が魅力です。季節ごとに異なる表情を見せる大山を間近に感じながら、広大な草地にのんびりと草をはむ乳牛の姿を見ると、日常の喧騒を忘れさせてくれるような穏やかな気持ちになります。
みるくの里の建物は、白を基調とした清潔感ある外観で、高原の風景に美しく溶け込んでいます。館内では、自家製のソフトクリームやチーズ、ヨーグルトなど、地元産の牛乳をふんだんに使った加工品が販売されており、その濃厚でフレッシュな味わいは、わざわざ足を運ぶ価値があると評判です。特に、ミルクの風味が口いっぱいに広がるソフトクリームは、子どもから大人まで幅広い世代に人気です。
施設のすぐ近くには放牧場が広がり、運が良ければ牛たちがのんびりと歩く様子を間近に見ることもできます。また、初夏から秋にかけては牧草地が鮮やかな緑に包まれ、家族連れやカップルがベンチに座ってお弁当を広げたり、風景をカメラに収めたりする光景がよく見られます。冬になると、周囲の山々が雪に覆われ、一転して静けさに包まれた幻想的な雰囲気が漂います。
館内にはレストランも併設されており、ここでは牧場の牛乳やチーズを使った料理を楽しむことができます。特に、ハンバーグやグラタン、チーズフォンデュといったメニューは、素材の良さを存分に引き出しており、地元の食文化を堪能できる貴重なひとときとなるでしょう。また、ショップでは地元の農産物やみるくの里限定のお菓子や雑貨も扱っており、お土産選びにもぴったりです。
伯耆町の大自然の中で、四季折々の風景と新鮮な味覚を楽しめるこの場所は、大山観光の途中に立ち寄るだけでなく、ここを目的に訪れる人も多くいます。のんびりとした時間の流れの中で、自然と食、そして動物たちとのふれあいを楽しむには理想的な環境です。
大山まきば みるくの里(鳥取県)

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